■ 角膜移植後 ■


●角膜移植後の状態

病室に戻ってから1時間も経たないうちに麻酔が切れ、激痛が襲いはじめました。看護師の方に鎮痛剤をお願いしたのですが、飲み薬はなく座薬しかないとの事で、深夜まで痛みを我慢をしていましたが、耐えられずお願いしてしました…。明日になれば少しは痛みも和らぐだろうと思い、今日はもう休む事に決めました。

ただ手術の緊張や目の保護器具もあり、なかなか眠りにつけませんでした。翌日になると少しだけ痛みも軽減されましたが、目を少し動かしただけでも、かなりの激痛が走ります。左目だけで物を見ようとしても、手術をした右目の方も一緒に動いてしまうので、なかなか大変です。意外かもしれませんが、食事の時が目もよく動かすので一番辛かったです。

食後には必ず薬を飲み、1時間おきに3種類の点眼をしました。抗生物質や拒絶反応を防ぐ薬らしいです。手術から3日は痛みが続き、ベットの上で安静に過ごしました。

診察時だけ目を保護している器具を外すのですが、移植をした目で周囲を見ると、薄っすらですが物が見えるようになりました。角膜を縫った張力の関係で、多少は歪んで見えますが、透き通っている感じがしたので、少しだけ安心しました。今回の角膜移植手術では、入院が2週間で、その後の1週間は毎日通院し、安定してきたら2週間に1度の診察になりました。

また手術にかかった費用の方ですが、病院に2週間入院し、手術代など全て含めて約15万円でした。現在とは保険料の負担額が異なりますが、思っていたよりも随分安かったという感じです。


●抜糸とレンズの矯正 (1998年)

角膜移植手術から半年くらいの期間が経つと、数本の糸が緩んでしまい、急遽2本の抜糸を行いました。(ゴミが付着し雑菌が入ると大変との事で)手術から1年1ヶ月が経ち、角膜も安定したので、それから少しずつ合計18本を、約5ヶ月かけて抜糸しました。抜糸は簡単な手術とはいえ、麻酔が切れるとかなり痛く、全部抜き終わるまでとても大変でした。

また糸がなかなか抜けない事もあり、こんなに引っ張っても本当に大丈夫なのか?と心配になる時も多々ありました。抜糸が全て終わると、今度はHCLによる矯正を行いました。せっかく角膜移植を受けたのですから、今までのようなレンズによる不快感が無くなる事を願っていましたが、残念ながらそうはいきませんでした…。

ずっとレンズを装着しない生活が続いていましたので、レンズを入れた時の異物感は酷いものがありました。ただ矯正後の視力は1.0まで回復し、嬉しかったのを覚えています。


[ 戻る ]